余談ですが、

日々の記録や思いついたことを書いています。

ハロプロ25歳定年説を考えるーなぜこんなに盛り上がるのか

アイドルが永遠でないことを実感させられる今日この頃。

今日はハロプロ25歳定年説について考えてみたいと思います。

ハロプロファンにはお馴染みかと思いますが、ハロプロのアイドルには25歳定年制という噂があります。本人の意思に関わらず、25歳になったらハロプロという家を半強制的に出なければならないという噂です。

個人的な見解ですが、私は「事務所による25歳定年制」は無いと考えています。

 

定年説への言及

25歳定年説については、現ハロプロリーダーである和田彩花さんと、Juice=Juiceリーダーの宮崎由加さんから言及がありました。

和田さんは2019年1月12日のビジュルム(ラジオ)にて定年説について話をしています。

c-ute.doorblog.jp

 ここでの和田さんの発言をまとめると、

  •  自分が知っている範囲では、定年説で言われるような強制卒業への圧力はない
  • 自分の知らない範囲ではそういうことがあったかもしれないが、わからない
ということになります。
 
ほぼ同時に(収録ですが)、宮崎さんが1月12日のHello! SATOYAMA&SATOUMI  Clubで定年制に触れています。

c-ute.doorblog.jp

ここでの宮崎さんの発言をまとめると、

  • ハロプロに定年制はない
  • このタイミングで卒業を決めたのは自分の意思
ということになります。
定年制があるのであれば、わざわざないと言うリスクを負う必要がないので、定年制はないと考えてよいと思います。この2人(特にあやちょ)を知っている人であれば、嘘を言うような人物でないということもわかるかと思います。
 
以上の理由から、私は25歳定年制はないと判断しています。 
 

ではなぜ25歳前に卒業する子が多いのか

メンバーから否定されてもなお25歳定年説が根強いのは、25歳あるいはその直前で卒業するメンバーが多いためです。ではなぜこのタイミングでの卒業が多いのかを考えてみます。

事務所の働きかけ説

  • 卒業後のキャリアを考えるように助言している

面倒見のいいアップフロントは、年長メンバーに対して、アイドル卒業後の進路についても考えておくように助言しているのかもしれません(憶測です)。

  • 若手の育成に注力するようになる

若手の育成に力を入れるようになった結果、年長組へのサポートが相対的に手薄になり、年長組は世代交代を意識するようになるのかもしれません(憶測です)。

本人の決断説

  • 女性にとって25歳前後は一つの転機である

 大学を出ている同級生の友達がいたとしたら、結婚する人が何人か出てくる頃でしょうし、高卒で働いている同級生ならば、転職の1回もしている頃でしょう。子どもを産んでいる人もいるかもしれない。そんな一般人の友人を見て、なんとなく焦りが出てくるのは考えられることです。

皆が25歳を前にしてグループを辞めるということは、25歳を超えて活動しているロールモデルがいないということです。ハロプロメンバーがアイドルとして年を重ねていく中で、自分も25歳までには違う道に進むんだろうなあと考えるようになっている可能性は高いでしょう。
  • グループを思うからこその英断

 あやちょがアンジュルム卒業を発表したブログ、3回は読みました。そこには、リーダーとして後輩たちを心配する一方で、オリジナルメンバーである自分がいなくなって初めて後輩が成長することに気が付き葛藤する心理が綴られています。アイドルを続けていくというかつての発言と、ハロプロを卒業するという今回の彼女の決断は、決して矛盾するものではありません。アイドルを続けていきたいという気持ちは変わっていない、ずっと続けていきたい、だけどグループの成長のためには自分がいない方がいい。そう考えた上での英断なのです。この場合、25歳という年齢よりも、グループにおける在籍年数の方が重要なファクターかもしれません。

ameblo.jp

 

定年説を信じたいファン心理

25歳定年説を本気で唱えている人もいれば、ネタとして言及している人、本気にはしていないけれどひょっとしたらそうかもしれないと思っている人、信じている濃度は人それぞれでしょうが、25歳定年説があるかもしれない(あるいはあってほしい)と思う気持ちはそれなりにわかります。

逆説的ですが、ファンにとって25歳定年説は都合がいいのです。決して25歳で卒業することを望んでいるわけではない。だけど、25歳定年説があるからこそ安心できる。そんな状況があるように思います。

  • こんなに応援しているファンがいるのに、そのファンの気持ちを無視してアイドルを辞めるという道を選ぶことが本人の意思であるはずがない
  • ずっと続けることはないにしても、こんなに早く辞める必要はないはずだ
  • アイドルを続けていくという以前の発言を反故にするわけがない

事務所による25歳定年制度があるとすれば、推しが約束を反故にしたわけでもなければ、アイドルを辞めたいと思っているわけではないことになるので、上記のような思いを持つファンとしては、定年制が心の安定剤として機能します。

 

だから、定年説を信じたい気持ち、ネタとして言及したくなる気持ちはわかります。それでも、20そこそこの女の子が勇気のいる人生の決断を下したことについて、敬意を払うとともに、新たな門出を祝ってあげることこそが、 ファンとしてできる最後の応援なのではないでしょうか。がんばれみんな。