余談ですが、

日々の記録や思いついたことを書いています。

プログラミング教育はひたすら楽しいものであってほしい

プログラミング教育について知人と話す機会がありました。

私はプログラミングについてはずぶの素人です。

 

プログラミング教育に関して、

・保護者から見ると結局何の役に立つのかわからない

・ロボットプログラミングまでは楽しめるが、コードプログラミングになると興味がなくなってしまう

という指摘が出ていることをその知人から聞きました。

 

そのとき自分なりに考えたことがあり、せっかくなので公開してみようと思います。

 

 

カドカワ通信制高校 N高校にプログラミングコースがあります。
N高校の生徒向けに作ったものですが、
生徒でなくても月額1,000円で学べるオンライン講座です。
はてなでちょっと前に話題になっていたので、
私もちょびっとかじってみましたが、
私は無料おためしの途中で飽きました・・・。
 
なので、クラッチからJavascriptに移行した途端
やる気をなくす高校生の気持ちはよくわかります。
 
そのN高校のプログラミングコースについて振り返った記事があります。
そこでは、次のような記述があるんです。
 
 
約980名の生徒に行われたN高等学校のプログラミング教育の現状と課題 - Qiita
ある程度やりたいことがある生徒は、正しい動機付けやコミュニケーションによって、良い学習スパイラルに入っていくことが可能です。ただしもともと、そもそもやりたいことがない、つくりたいものがないという生徒に対しては、特に「つくることで学ぶ」というのはなかなか難しいことがわかってきました。当初はそのような生徒にはN予備校を進めて技術力を高めてもらおうと考えていたのですが、モチベーションがない中では、N予備校でもどうしても進めることができないという状況に至る生徒さんもいることがわかってきました。
そのような生徒さんに必要なのは対話でした。生徒さん一人一人とのメンタリングなどの面談は当然として、当初生徒さんたちと仲良くなるためにやっていたのですが長らく辞めていたLoLやPUBGなどのネットゲームを通じた交流や、ボードゲームなどを使った生徒との交流も、最近になって再度また復活させることにしました。
 
 
工夫されたプログラミングのコンテンツではなく、
「対話」が必要だったというのが、逆説的で示唆に富んでいます。
 
私もやりたいことがなかったので飽きちゃったんでしょう・・・
 
小学生の頃、タイピングで敵を倒していくRPGゲームにはまっていました。
タイピングを上達させよう!なんてあまり思っていませんでしたが、
ゲームを楽しんでいたら、結果的にタイピングがうまくなっていました。
 
その経験を踏まえると、子どもたちにとっては、
プログラミング(や関連する技術)を学ぶことが
明示的になっていなくてもいいのではないかと思いました。
やってることそのものの楽しさが大事で、
プログラミングを学ぶんだ!学ばせるんだ!と意気込まなくても
「楽しいからやってる、おまけで何かが身についちゃった」
ぐらいのコンテンツがあればいい気がします。
親だって「役に立つかはわからないけど、楽しそうにしてるから
続けさせてあげたい」と思うはずです。
 
何のためにプログラミングを学ぶのかという目的にも
よるかとは思いますが、自分が学んでいると意識せずして
学んだ体験を持つ身としては、プログラミングの
入口の入り口は、とにかく楽しいものだといいなあと思います。